渋谷で働く社長の告白
サイバーエージェント社長 藤田晋さんの結婚までの自伝です。
子供時代から青山学院大学までの道のり
インテリジェンス入社からサイバーエージェント設立
上場、ITバブル崩壊、苦難の連続からのV字回復、結婚までの紆余曲折
が書かれています。
サイバーエージェント設立からマザーズ上場による巨万の富を得ることになりますが、
今でも上場ゴールの会社を見かけますが、上場した途端多額の資産を得ることになったら大概の人は働く意欲がなくなるのではないでしょうか?
また、サイバーエージェント、エッジまでの上場はギリギリITバブルに間に合い、その直後の後発企業は上場できないという憂き目にあいます。GMO,楽天、などは運も多分に持ち合わせていました。
サイバーエージェントは上場後株価は下げつづけることとなります。いわゆる下落相場です。
投資家目線で一番印象に残ったことは、下落相場の恐ろしさです。
サーバーエージェントは株価対策として、株式分割、強気の来季予想、1Qで初の黒字等行いますが、ことごとく失敗に終わり株価は下がり続けました。
今の相場に慣れてしまった人は是非この箇所だけでも読む価値はあります。
下落相場を何度も経験している私には痛いほどよくわかります。
またこの本を読んでいたにも関わらずサイバーエージェントの株を一度も購入したことはありませんでした。
今現在も上がりつつけています。かなり後悔しています